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折水引 / ORIMIZUHIKI

福永紙工のブランド「かみの工作所」から発売されている、祝儀袋。一枚の紙を印刷したのち「水引」部分に抜きを入れ、刷り上がったものを畳む。たったこれだけの工程でこの祝儀袋は完成する。秘密は抜きを施した○にーをくぐらせて、互い違いになるように折ること。裏面に印刷された赤と、抜かれて見えるようになった白が水引の形を浮かび上がらせる。もちろん、のりなどでの接着はおこなっていない。

始まりはとあるプロジェクト

折水引は、デザインプロデューサーの萩原 修氏がセレクトしたデザイナーを集めて、かみの工作所の次期ラインナップを開発すると同時に、発表をエキシビジョン形式とするために「テーマ」を設定して毎年行っていたプロジェクトから誕生した。その時のプロジェクトのテーマは「色」。大友は「赤色」を設定され、「赤色」を使った製品を考えることとなる。

グラフィック的な要素が多く必要な紙という素材ではあるが、プロダクト開発の目線で考えたとき、「紙でも使える」ものではなく、「紙でしかできない」ものを作るべきだと考えた。同時に設定された「赤色」も、「赤でなくてはならない」という要件を満たすアイテム、ということで、紅白の水引を持つ「祝儀袋」へとたどり着いた。一般的には強度の弱い素材であり、印刷という情報を一時的に保存するための媒体である紙。その製品にとっての必然的な有り様を求めることによって、その使用期間は短命であるが、ロングライフとなる製品の開発に努めた。

かみの工作所から発売中。

折水引は2010年の発売から現在まで、かみの工作所から発売中。外紙と金封用封筒、寿と祝い•白紙の短冊がセットになって¥913より。バリエーションとして、蛍光ピンクの折水引と、価格が少し高いがシックな装いを持つ「金の折水引(¥1,080)」も同時に発売中。

かみの工作所:http://www.kaminokousakujo.jp/
福永紙工ネットショップ「かみぐ」:http://www.kamigu.jp/category/select/cid/357